芝居・演劇・読書、ア・ラ・カルト


by aimee_b
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ジョゼと虎と魚たち(録画)を観た。

もうずっと溜め込んでいた録画分。絶対に観たいと思っていつつも、自宅で映画を観るのは気合いがいるもんだな、と実感。その時間をぽっかり作らないといけない。しかもTSUTAYAとかで借りてきて、もう絶対に観る!と思っている程熱が入っているわけではない。

案外取り溜めた録画はそのままになってしまいがち。そのうち容量がいっぱいになって、まあまたやるだろうから消しとこうなんて思って1回か2回は消してる可能性も。

ジョゼと虎と魚たちもそういう類いの分類だ(-。-;) 犬堂一心監督といえばオダギリジョー主演の「メゾン・ド・ヒミコ」の監督だ。あ、「黄泉がえり」もか。

余談だけど、メゾン・ド・ヒミコは心にストンと落ちてしまった映画のひとつ。とても好きなのよねえ。

恒夫役の妻夫木聡くん。彼を初めて見たのは2001年の竹野内豊主演「できちゃった結婚」での竹野内の部下、巧の役。この人、うまいなあ〜きっとこれからもずっと出てくるな、って思ったのが最初。それから上司の竹野内豊氏をぐーーーーんと追い抜いちゃって今やねえ(^.^;) 大河ドラマで主演ですからねえ。

で、今回「ジョゼと〜」での役柄にぴったりだった。

障害者であるジョゼ。彼女が海の底から泳いで浮上するのを手伝って、でも支えきれなくて逃げ出す役。とはいえ、恒夫は彼女の側からすれば、浮上を手伝い、新しい世界を与え、自立のきっかけを作ってくれた人。

「車いす買おうよ」という恒夫の言葉に「いらない。こうしておぶってもらうからいい」というジョゼ。「頼みますよ、もう勘弁してよ。」と本音が出てしまう恒夫。
何かしてあげないと、助けてあげないと、と恒夫に思わせてきたジョゼだけど、一緒の時を過ごすうちに、何でも頼る、わがままだと感じられ、いつしか頼られる事が苦痛に。

たぶん、ジョゼは頼る事で、寄り掛かることでいつまでも一緒にいられると知っていた。ジョゼが独り立ちしたら恒夫はいらなくなっちゃうもんね。そのくらいジョゼにとっては劇的な世界の始まりだったもの。

最後に電動車いすで自転車と同じくらいのスピードで走っているジョゼの姿に、「百万円と苦虫女」での蒼井優のラストシーンの吹っ切れた表情が重なる。清々しい。

女性は強いな、たくましいな、清々しいな、そう思える。

一方で大切なものを自分のせいで失ったと、道路脇で不意にむせび泣いてしまう恒夫‥、そして吹っ切って行ってしまう蒼井優の姿にぼう然とする「百万円〜」での森山未來。男って‥w

原作は田辺聖子。

昔ずいぶん読んだけど、「ジョゼ〜」は読まなかったなあ。どこか吹っ切れる話が多いような気がしたけど。肝が据わってるというか。

なかなか良い映画でした!!
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by aimee_b | 2009-06-16 20:28 | 演劇、映画、本、ドラマ